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新人生劇場

フランク・ティーボ

「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、
 自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい」
                         (Tペテロ5:7)

 私はこの聖書の言葉に私の人生の基礎を置きました。私はフランク・ティーボ、20歳です。アメリカのワシントン州から来ました。

 私が高校3年生であった6年前のことでした。ある女性とデートをするようになりました。この女性との関係は純粋ではなかったので、私達は度々言い争うようになりました。いけないこととは分かっていましたが、私達は性的に乱れた関係を持ち続けていました。結果として、彼女は妊娠してしまいました。私たちは、中絶することは悪いことと思っていましたので、子供を生むことになりました。それは私にとって非常に苦しい選択でした。

 彼女は無事出産し、赤ちゃんの名前をフランク・マーシャル・ティーボ IIと名付けました。子供の誕生の後に、私たちはうまくやっていけなくなり、結局は別れることになり、私が息子を引き取りました。息子は私にとって大きな喜びでありましたが、16歳の私にとっては大きな重荷でもありました。

  ある朝、私は悲鳴に気づき、ベットから飛び起きました。それは二階の息子の部屋からで、私の母親の悲鳴でした。彼女は取り乱していました。私は火事が起こったかと思って、息子を抱えて家の外に駆け出しました。その時、息子がすでに死んでいることに気がつきました。息子は急性の発作のために亡くなったのです。彼の命はたったの6ヶ月のはかない命でした。私は、息子を抱えながら地面に倒れ伏し、神様の前に泣き崩れました。

 息子が亡くなってから、私たちは誰も知り合いのいない、ワシントン州のオリンピアという町に引っ越し、再出発をいたしました。私はオリンピアで高校を卒業いたしましたが、すでに人生の進むべきすべてのことで、大きく立ち遅れていました。 私はクリスチャンのある友達と出会ったことで、私はしっかりとした信仰を持つことが出来ました。それから私は一日も欠かさず、2年の間キリスト教の教会に通い続けました。教会に行き始めるようになって、私は大学に進路を進めることを考えることができるようになりました。しかし、教会の友人たちは、ユース・ウィズ・ア・ミッションという学校を私に紹介してくれました。私はその学校への進学ついて祈りましたが、イエス様は私に平和を与えてくれました。

 現在は、その学校で学び訓練を受けています。 イエス様は真実なお方です。私自身がどのような者であるかを示して下さいました。私はイエス様に愛されていることと、イエス様が私のような罪深い者をゆるして下さったことを、皆さんにお伝えするために日本にやって来ました。私は多くの苦しみを通されましたが、「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい」という聖書の言葉で生かされています。イエス様が私を顧みて下さるので、私はすべての思いわずらいをイエス様にゆだねて生きています。