キリストの昇天」   

使徒言行録2章33節
2:33 それで、イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて 注いでくださいました。あなたがたは、今このことを見聞きしているのです。
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キリストの昇天」   

                    昇天記念礼拝.使徒言行録2章33節.2007.5/20

 今朝は、キリストの昇天記念礼拝です。この昇天という字は、人が亡くなった時の召天と違い、キリストが天に上げられた時だけに使います。

 イエス・キリストは、十字架の3日後に復活し、それから40日間弟子達の前にしばしば姿を現されました。それは、目には見えなくとも、何時も一緒におられる事を教える為でした。

 40日目、主イエスが天にお帰りになる時が訪れました。キリストが、弟子達を連れてオリ−ブ山に登り、お祈りをなさっていた時、その声がだんだん遠くになって行くのを感じた弟子達が目を開けて見ると、主イエスが天に昇って行かれる所だったのです。

 そこに天使が現れ、「ガリラヤの人々よ。なぜ天を仰いで立っているのか?あなた方が天に昇り行くのを見たイエスは、同じ姿でもう一度おいでになるだろう」と、”主イエスの再臨を約束した”のでした。”

 キリストの昇天”は、”キリストの十字架による罪の贖いのクライマックス”でした。それゆえ、今、この”オリ−ブ山の頂上には、キリストの昇天を記念した昇天教会が建てられている”のです。

 詩篇110篇1節に「私の右の座に就くがよい。私はあなたの敵をあなたの足台としよう」…ここに、”主イエスが昇天された目的”が記されています。”主イエスが昇天されたのは、天国で神の右の座=王の座に着く為だった”のでした。マルコによる福音書は、キリストの昇天を見送った弟子達が、「天に上げられたキリストが、神の右の座に着かれるのを見た」と言うのです。

 もう一度、詩篇110篇1節を見ます。「私の右の座に就くがよい。私はあなたの敵をあなたの足台としよう。」…ここには、”世の終わりに、神がサタンを徹底的に壊滅させて御国を完成なさる時が来る事と、それ迄キリストは、神の右の座に着いておられると言われている”のです。

 キリストは神の右の座(王の座)で休んでおられるのではありません。今も、4つの御業をされているのです。@、クリスチャンの死後の住まいを備えておられる。A、罪を赦し続ける為、弁護をして下さっている(弁護士)。B、祈りの仲保をしていて下さる…罪人の祈りが、聖なる神の耳に達する事は出来ないので、キリストが、私共の祈りを練り直して、神に届けて下さっている。C、父なる神から、聖霊を頂き私共に注いで下さっている…この4点です。

 今朝は4番目の、”聖霊を神より受けて私共に注いで下さっておられる”という、”キリストの昇天の最大の務め”について学んで参ります。 

 主イエスは天にお帰りになる時に、「私も天の父に、聖霊を与えて下さるようにお願いするから、あなた達も、地上で心を合わせて一生懸命に祈りなさい。そうすれば父は約束の聖霊を下さる」と言われました。そこで”弟子達は、二階座敷にこもり、十日間祈った”のでした。

 ”天ではキリストが神に、「父よ、彼等に御霊を注ぎ給え」と祈られ、地上では弟子達が2階座敷で祈ったのでした。正に地上と天で、祈りで挟み撃ちするように、神に聖霊を求め、聖霊を頂いて私共に注いで下さった”のでした。

 かつてキリストが十字架に架けられた時、蜘蛛の子を散らすように逃げ出した弟子達でしたが、”聖霊を受けた時、大胆にキリストを伝える者へと変えられた”のでした。また世界の人々が一見してハッキリ分かるような御業も起きました。”生まれつきの足の悪い人が立ち上がり、重い皮膚病の人が清められ、悪霊を追い出される人々が起き、1日に3千人〜5千人もの人々がクリスチャンになった”というのです。

 これは指導者ペトロが偉かったからではありません。”天に帰られた主イエスが父なる神から聖霊を受けて注いだからこそ起きた御業だった”のです。それが、次週、共に記念礼拝を献げます、”ペンテコステの出来事だった”のです。

 使徒言行録2章33節を見ますと、その御業が今も続いていると記されています…「イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いで下さいました。あなた方は、今この事を見聞きしているのです」

 ”今、私共は、キリストから注がれる聖霊の御業を見ていると言うのです。この後2千年が経ちましたが、キリストはまどろむ事もなく聖霊を注ぎ続けて下さっているから”です。先週、世界のクリスチャン人口が15億人と申しましたが、最新の情報によりますと、地球の人口が92億人、その内、クリスチャンが17.5億人〜25億人だそうです。世界的に見るならば、この”ペンテコステの時と同じく人が救われ続けている”のです。

 また”人々の救いの為に聖霊は、今もダイナミックに働き続けて下さっている”のです。先週、高知の結婚式の為にお祈り下さった事に感謝します。式に参列される余命幾ばくもないお父様を前にして、何処の御言を語ろうかと祈る中、イザヤ53章が与えられました。十字架が預言されている箇所です。そこには、”キリストの十字架は、人の痛みや病を負う為であった事”が記されています。

 新郎と新婦に、夫婦の愛もそうである事を語りながら、心の中で新婦のお父様に十字架の愛を語っていました。驚いた事に、式の直前に新婦のお母様から「私はクリスチャンです」と告げられ、一緒に祈って結婚式に臨む事が出来ました。

 式が終わりホテルを出ようとした時に不思議な体験をしました。聖霊に留められたのです。立ち止まっていた時、エレベーターの扉が開き、お母様が出て来られたのです。私を見つけて駆け寄って来られ、「夫に伝道して下さい」と言われたのです。直ぐに披露宴が始まる所でしたので、結婚式の説教の原稿をお渡して、「この御言をご主人に語って下さい」と言いました。”聖霊は今も人々の救いの為に働かれている事を信じ”て、新婦のお父様が、御言を通して十字架の救いに導かれるよう共にお祈り下さい。

 このように”使徒言行録の続編は今も教会において続いている”のです。この時から二千年後、”土居の地に29年前に伝道が始められ18年前に教会が建っている事も聖霊の御業”なのです。

 ”クリスチャンは目には見えませんが、天とパイプでつなげられた者達”です。”クリスチャンが御言を通して神に信頼して行く時、キリストは、そのパイプを通して私共の心に聖霊を注いで下さる”のです。”キリストが天に帰られたのはその為だったから”です。イースター礼拝で”洗礼”について学びました。

 その時、”クリスチャンになるという事は、キリストと結び合わされる事、キリストと合体する事”と申しました。”洗礼”は、キリストの十字架と共に死に、キリストの復活と共に霊的に復活する事なのです。

 使徒パウロも、この洗礼について驚くべき事を神から示されて語りました…「クリスチャンはキリストと共に生かされるようになった事であり、キリストと共に甦った者であり、キリストと共に天上で座に着かせられた事である」と…。

 洗礼槽からあがっても、一見何も変わったようには見えません。しかし霊的には、”キリストと共に天上で神の右の座に着かされた者となっている”のです。”驚くべき変化が起きている”のです。既に、”この地上に生きつつも天国を味わいつつ歩む者とされている”のです。その事を深く〜体験したいものです。

 この朝、”昇天され、天の神の右の座におられる主イエスと共に、今、私共も神の右の座にある事を信じ、キリストと共に、「神よ。聖霊を注いで下さい」と祈り”たいと思います。